うつ病の話題が流行ってるようで。
最近は、残業からという話が多いが、自分は、「残業するな」という会社からの要請を受けたところからその道に浸かりだした。
1回目は「うつ病」、2回目は「適用障害」を経験している。それぞれ病気になった要因は違います。
経緯は長くなるので省略して、症状はあとでちょこっと書こうと思います。
まずは、「うつ病」が直った後、沖縄に移住して経過観察ということで行っていた精神科の先生の話が面白かったので書き残そうと思います。
先生 「最近は憂鬱で、うつ病だーって来る患者が多いですよ」
おいら「そうなんですかぁ」
先生 「そういう時のために、これを貼ってあります。」
先生のディスクの壁に、新聞の切り抜きがセロテープで止められている
おいら「それなんですか?」
先生 「沖縄は県外の賃金格差の記事」
おいら「はぁ?」
先生 「憂鬱な人にはこれ見せるのが一番効く。自分たちがいかに詐取されてるか、その状態で仕事に取り組んで、疲れて、悩んで、憂鬱になってうちに来るのバカバカしくない?と」
おいら「ほうほう」
先生 「若い人の半分ぐらいは、この話で解決しますよ。」
この話って、
anond.hatelabo.jp
に通じる話なんだとは、思うんですよね。
憂鬱は病気じゃないのでね。でも、憂鬱を鬱って診断しちゃう医者もいるようで、そこが解せない人を生み出しているのはあると思う。
ただ、残り半分は精神疾患っていう事実も忘れちゃいかんな。
育児ノイローゼからの鬱というのも多いし、残業=鬱って流れもちょっと違うんだよね。
自分の場合は、1回目は、夜中突然の嘔吐。翌朝、点滴と血液検査。その時は食中毒じゃないかなぁって思ってたけど、その1ヶ月後ぐらいに3日間、布団の中で飯も食わず寝たきりの漏らしっぱなしに。
本当に何もする気がなくなっていて、4日目に電話鳴り続けて、出たら会社から精神科医に行けと言われ、「うつ」認定。嘔吐の時は、すでに抑うつ状態だったという診断でした。
鬱になる一年ぐらい前まではものすごい仕事してたけど、この頃は、定時に上がってフィットネスクラブ行って運動してという超リア充生活してなぁ。
なので、残業が悪いってわけではないし、むしろ、健康にはこれ以上ないぐらい時間をさいてた。なので、瞑想しても鬱にはなるんだよ。体験者語る。
2回目は「後頭部から前頭葉に稲妻が走るような痛み」におそわれながらも仕事頑張るも、ある時出社拒否症状がでて、権威ある方が大きな総合病院の理事長直電で予約とってくれた。
診断の結果「適用障害」が確定。その時、脈拍160あってなかなか素敵だった。
仕事と完全に離れても、頭の激痛が取れるまでは1ヶ月ほどかかったかなぁ。
自分は仕事に適用出来なんじゃなくて、いろいろあって社会にうまく適用出来ない感じだったので、結局2年ぐらい、お医者さんのお世話になった。
今でも、大きい音がすると身体がビクッとするし、常時、手のひらは汗でびっしょりです。
最近、工房を借りて、ちんすこう造りに命を燃やしているけど、隣が弁当屋さんで、しょっちゅう、車のドアの開け閉めの音が聞こえて、その度に身体がビクッとする。
でも、これだけ多いとそのうち慣れて普通の人のように、大きな音がしても普通に生活出来るようになるんじゃにないかと前向きに考えてるね。
あとは、あなたの病気は治るからという人とは、絶対に距離をおくようにしてます。こういう人は自分の感覚だけを押し付けてくる。あれしたら、これしたらと根拠もないことやネットでちょっとかじったことを連発し、追い込んできます。
むしろ、程よい距離感を保ってくれる方がありがたい。普通に接してくれて、たまーに調子どう?とか、最近ちょっと頑張りすぎてない?ぐらいが本当にありがたい。
精神疾患の時は、過剰に絡みたがる人が見受けられますよね。骨折した時に、骨の上手なつなぎ方とか、早く治す方法とか、頑張れとか、アドバイスしないでしょ。とは、思います。